子供を完璧主義にする大人を許さねえ
突然だが、私は勉強が嫌いだ。
何故、勉強嫌いになったのか?
それは、私がどんなに頑張っても100点満点のテストで50点しか取れない人間だったからではない。
出来た50点を認める人はどこにもいなかったからだ。
子供のころの話だ。
塾の先生には「このままでは希望する私立中学など到底行けない。どうしちゃったの」と泣かれた。私は先生のことが好きだった。
父親は私を狭く暗い部屋に押し込め三時間くらい私に人格否定ともとれる罵声を浴びせ続けた。
母親は私の一挙一投足について文句を言い、それをすべて私の成績の悪さに結び付けた。
失点を見ると動悸がする。自分の体に噛み跡をつけ、手の甲を鉛筆でえぐるようになった。
失敗するのが怖くて勉強に手がつかなくなった。
ふざけるな。私は50点出来てたんだ。50点分役立つことを学べてたんだ。
それで十分じゃないか。出来ること増えて楽しいじゃないか。
焦らなくても一つ一つ学んでいけばいいのにいっぺんに求めやがって。
そもそも私立中学なんか希望してないんだよ。親が誘導しただけだ。
性格歪んでるから誰にも好かれなくて、あとは大人の期待に応えることくらいしかできないその辺の意志薄弱な子供だったんだぞ私は。
おかしいことに自分で気づいて怒ったり出来ないんだ。馬鹿だから。
私は今日まで、あの胸糞悪い大人たちの幻影に悩まされていただけなのではないか。
私は嫌な奴らから離れることもできるし、そいつらの言葉を聞き流すこともできる。だから、50点を取ることをそこまで怖がることはないし、完璧主義辞めて学びを楽しむことだってできるんじゃないか。
50点取ったって生きていけるし。
だから私のことはもういい。
けど、子供達って親に養ってもらう立場だし、逃げ場も少ないし、知識も経験もないし、思春期くらいだと気持ちが不安定だし、あと単純に体が幼いし、とにかく不自由な感じがする。少なくとも私の子供時代は閉塞感をものすごく感じた。
子供相手を追い詰めてる大人見てると怪獣に踏まれてしまえと思ってしまう…。
結婚願望とか一切ないけど万が一親になったときモンペにならんようせんとな…。
なんもしたくねえ
将来の夢は何ですか?と聞かれて、パティシエとかトリマーとか警察官とか建前が言えるほど、私は賢い子供ではなかった。
私の将来の夢は幼稚園から大学生になってもずっと変わらず、死なない程度に楽して生活することだ。
人のためにアレしたいとか、こんな大金持ちになりたいだとか本気で言える人はすごい。
あんなこといいなできたらいいな。毎日、朝適当な時間に起きて、ゴロゴロして、スプラやって、たまにコンビニバイトとかして生活できたらいいなあ。
中国には寝そべり族という人たちがいるそうだ。とてつもない競争社会に疲れ果てた人たちが、最低限のお金で毎日ごろごろして生活しているんだそうだ。いいなあ。
こういうこと言うとすぐGoogleに「もしかして→鬱」みたいなこと言われるけど、いやいや違うから。
そもそも出来るだけ楽してのんびりしてたいのが本来の人間では??みんな忙しいのに慣れすぎだと思う。
乗り越える挑戦記【課題の細分化?】
私にはこの世で最も苦手なものがある。
学校のクラスだ。
バイトで仕事仲間と仲良く仕事するのは楽しい。
お金がもらえるお手伝いで人と頑張るのもまあまあ楽しい。
しかしクラスだけは嫌いだ。
自分は社会不適合者なので、常に特に理由もなくにちゃにちゃしてる固定のメンバーと過ごさなければならないのが本当に居心地悪い。
それでも逃げ場がないから毎日通わなければならぬ。そんな地獄からようやく解放され大学生活に逃げ込んだ18歳の春。だったはずなのに。クラスは私を逃がしてはくれなかった。
そう。英会話の授業。
(一応言っておくと、私は英語の勉強は嫌いじゃない。すればするほど聞き取れるものが増えていくのはなかなか楽しい。)
英会話の授業。やるなら淡々とやってほしい。先生のよくわからないアメリカのノリ、(少なくとも私の大学の中では英語ができる人たちが集まったところだから)キラキラしたクラスメイト、そして人が怖くて真っ白になる頭の中…うん、辛い。
しかし私は行かねばならない。単位欲しいから。死ぬほど嫌なのとは別に、逃げようとは思っていないのだ。
しかし、如何な気持ちで乗り越えよう?
…といったことを検索すると、一番上に出てきた記事がこれである。
モチ研 ’’「やりたくないけどやらなきゃいけない」への処方箋’’
この記事によると、やるべきことを細分化して難易度を下げるといいらしい。それを60点でも達成出来たら自分をほめるのだ。
なるほど。記事の中では夏休みの宿題を例にして説明していたが、これは英会話の授業に当てはめても使えるのではないだろうか。
という訳で早速細分表を作ろう。
よしできた。右に行けば行くほど出来たら偉いレベルが上がる。
これに得点をつける。
よし。よしよし、しばらくはこれで英会話を乗り切れる気がしてきた。
スーッ・・・よし・・・うん・・・
またくじけそうになったら新たな方法を模索するが、とりあえず明日はこれで頑張ろうと思う。
ではまた。
お腹がすく前に欲張ってみる
小麦とか諸々食べ物の高騰、電力不足、肥料不足、半導体不足、子供不足、コンクリートの骨材である砂の不足、その他不足に奪い合いに不足不足、あれが足りないこれが値上げ…
心なしかそんなニュースばかり目に入る気がする。気のせいだといいのだが、そんなニュースばかり見ていると、寒くてお腹のすく日がいつか本当にやってくるのではないかと思う。
あとこれも気のせいだと思うんだけど、私の新聞キーワードメモ(日経とかJapan timesとか読んでて気になった記事をメモっている)にまあまあ不穏なワードが色々並んでいる気がする。やれNPTがどうとか誰かがどっか行ったとか。まあ気のせいだとは思うけれど少し不安になる。
まあね。心配していることの大半は起きないものだから。(これを正常性バイアスといいます。)
バイアスかかった私は、自分ではどうしようもない悪いことが起こったときにどうするかより、それまでどう過ごすか考えた。
とにかく、少し高くてもうまいもん食う。あと断念したヨーロッパ旅行の金で好き勝手やる。好きなだけおもろそうな本を読む。
何も起きなきゃそれでラッキー。欲張り。